マック帝国。

ファウンダー ハンバーガー帝国のヒミツ(字幕版) - マイケル・キートン, ニック・オファーマン, ジョン・キャロル・リンチ, ローラ・ダーン, リンダ・カーデリーニ, パトリック・ウィルソン, B.J.ノヴァク, ジョン・リー・ハンコック, ロバート・シーゲル
ファウンダー ハンバーガー帝国のヒミツ(字幕版) - マイケル・キートン, ニック・オファーマン, ジョン・キャロル・リンチ, ローラ・ダーン, リンダ・カーデリーニ, パトリック・ウィルソン, B.J.ノヴァク, ジョン・リー・ハンコック, ロバート・シーゲル


レビューは星1~5まで様々。

観ればナットクの、主人公レイのキャラクター
まさに、「〇〇野郎」です。

しかし、本当の創業者である
マクドナルド兄弟に対する同情を述べたところで
この映画を語るには不十分に思える。

そういう一般論に乗っかると
大切な何かを見失うのではなかろうか、と。

そもそもこのごく人の良い兄弟は
5店舗のフランチャイズにすっかり満足しきっており
レイが次々と新しい店を開き
着々と帝国を築いている間にも
片田舎でひたすらにハンバーガーを作っていたのです。

もちろんささやかな幸せを大切にする姿勢は
大変美しいのですが、
自分たちが時代の大きなうねりのなかにいることに
全く気が付かなかったことが
この兄弟を悲しい結末へと導いてしまったのでは?

なぜ二人は、一度もレイの元を尋ねなかったのか。
素晴らしいシステムを生み出す能力を持ち
ハンバーガーのクオリティに対する熱意をもつ二人なら
新しい帝国での新しい役割を手にすることもできたはず。

それを望まないのなら
もっと有利な条件で渡り合えたうちに
屋号を売ることもできたはずです。

正直、パウダー・シェーキにはあきれましたが
(だって、まずそう。。。)
レイのやり口は汚くとも合法であり
兄弟の存在がマクドナルド帝国の拡大に
大きな障害物となっていたことも事実。

小さなビジネスを大きな資本が
乗っ取ってしまうことはよくある現実であり
発明家がいつも素晴らしい経営者になれないことは
ジョブズが自分が創設した会社を
一度は追い出されたことからもよく分かります。

ジョブズは再び這い上がりますが
マクドナルド兄弟は
大きな時代の波に飲み込まれてしまったわけです。

さてそのマクドナルド創業期の大きな転換期と言えるのが
財務コンサルタントのハリー・J・ソネンボーンとの出会いでしょう。

Harry : So, the operator selects the site.
   (つまり、店側が場所を決めるんですね)
Rey : Yeah. 
   (そうだ)
H : He takes the property.
   (土地も手に入れるんですね)
R : Right.
   (そのとおり)
H : You provide the training, the system, the operation know-how,
   (あなたは、トレーニングやシステム、オペレーションのノウハウを提供し)
and he is responsible for the rest.
   (あとは店にお任せということですね)
R : Mmm, is there a problem?
   (何か問題でも?)
H : A big one. You don't seem to realize what business you're in.
   (大ありです。あたなは自分が何の業界にいるかわかっていないようだ)
You are not in a burger business. You're in a real estate business.
   (あなたはバーガー業界ではなく、不動産業界にいるんですよ)

この後レイは、ハリーの助言に従い
" Franchise Realty Corporation" という会社を設立し
フランチャイジーに土地を貸し出すことを
ビジネスの中心ととらえます。

土地を手に入れ、金を手に入れ
支配権を手に入れ
マクドナルドというブランドを手に入れたのです。

ビジネスのスタートはごくシンプルなものなのでしょう。
わかりやすいシステムと美味しいバーガー。
大抵の人がそこで満足してしまう。

小さなビジネスはいつも
大きな資本がブルドーザーのように
自分の領域に進出して
根こそぎさらっていくことを恐れています。

小さな商売をしていた両親も
いつもその話をしていました。

しかし、スモール・ビジネスにもその良さはある。
そして世の中に必要なもののはずです。

だからこそ、大企業のやり方は
熟知しておく必要があるのではないか?

この物語をみて、レイを非難するのは簡単ですが
小さなビジネスが生き残るためのヒント
素晴らしい人材が世の中に埋もれないためのヒントもまた
この中で語られているのではないか、と思います。

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